O~U

OCFフォント
DTP初期の頃のフォント。当時のポストスクリプトフォントには日本語を扱うためのフォーマットが無かったため無理やりいくつものファイルを使って1つの日本語フォントとしていた。モリサワがいち早く開発とAdobeなどとのライセンス契約により日本語DTPでのシェアを決定的なものとする。
OCR
コンピュータソフトでスキャンした画像を解析して文字を文字データに変換する事。
OCRフォント
読み取りしやすく開発されたフォント。バーコードのフォントはOCRフォントを使っている。
OLE
マイクロソフトが提案するアプリケーションを超えてデータを共有するための仕組み。あるアプリケーションで作っているドキュメントにOLEの機能を使って他のアプリケーションで作った情報を埋め込むことが出来る。埋め込んだ情報を編集する時は他のアプリケーションで編集できる。
Open Type フォント
いままでのフォントに比べ扱える文字数が圧倒的に多くAdobe-Japan1-4で15,444グリフ扱える。TrueTypeとPostScriptフォントの両方の総称だが、TrueTypeの場合は拡張子がttfになる。TrueTypeフォントはフォントベンダーの圧力により高解像度出力が出来なかったがOpen Type フォントはプリンタフォント無しでも高解像度で印刷できる。
PageMaker
ページメーカーと同じ。最初はアルダス社が出していたページレイアウトソフト。アドビに買収され、QuarkXPressのライバルになるかと思われたが結局QuarkXPressには勝てずに、アドビもInDesignの開発に入る。ページメーカーは現在もビジネス文書用として生き残っている。
PageMill
ページミルと同じ。Internet黎明期にアドビが出したHTML編集ソフト。素人でもHTMLが編集できた。その後GoLiveが出て来てページミルは開発されなくなった。さらにマクロメディア社の買収によってDreamweaverがスタンダードとなりGoLiveも開発終了している。
Painter
ペインターと同じ。Photoshopやペインターなど主にビットマップを扱うソフトの総称。
PANTONE
色見本のなかの1つ。パントーンカラー。印刷された色見本帳がありDTPでもパントーンナンバーで色を指定することが出来る。
PC/AT互換機
1984年にIBMが発売したパーソナルコンピュータ。互換性のあるコンピュータの事でPC/AT互換機であれば、それらすべてにWindowsをインストールできる事が可能。マイクロソフトはハードウェアを問わずオープンにOSをバンドルすべきだという考え方から、Windowsは互換機にバンドルされていった。
PC Exchange
MacOS9以前のマックに搭載された機能拡張で、これを入れておくとMS-DOSフォーマットのフロッピーディスクを読むことが出来る。
PCI
コンピュータの拡張スロットの規格で。PCIボードの事。ここに様々なインターフェイスを挿しコンピュータの機能を増やすことが出来る。
PDF
アドビの作成したファイル形式のひとつ。ポータブルドキュメントフォーマット。フォントを埋め込み、どの環境で開いてもレイアウトが崩れないと言う利点がある。オープンなフォーマットで公開されているフォーマットにしたがえばアドビではなくてもPDFを作成する事が可能。そのためおかしなPDFが出回る事になりトラブルの元にもなっている。
PDFファイル
ポータブルドキュメントフォーマット形式の書類の事。フォントを埋め込み、どの環境で開いてもレイアウトが崩れないと言う利点がある
Photo CD
ネガフィルムをスキャンしてデータ化したCD、コダックや富士フィルムがサービズしている。
Photoshop
フォトショップと同じ。画像編集に優れたAdobeのソフト。現在はIllustratorのように図形をあつかったり動画を編集する事もでき、だんだんカテゴリがあいまいになってきている。
PICT
MacOS9以前のMachintoshの基本画像フォーマット。MacOSの機能で読み書きできるファイルのため多くのソフトウエアで扱う事ができた。
PNG
画像フォーマットのひとつ。JPEGやGIFと並び後発ながらよく使われている。
Point
単位の事。1ポイントは0.35mm
Postpress
DTP=デスクトッププリプレスに大してのポストプレス。こちらは印刷(プレス)後の後加工の事で、製本や断裁などの事を言う。
PostScript
アドビシステムズが開発したページ記述言語。プリンタにプログラムを解釈するプロセッサが搭載され、ポストスクリプト情報を送る事により印刷できる。
PostScript 3
PostScriptのバージョンアップ。グラデーションや画像の出で品質や速度が向上。またHTMLやPDF、JPEG、GIF、PNGなどのファイルをPostScriptに変換せず、直接出力する機能も追加された。
PostScript Level 2
PostScriptのバージョンアップ。出力や日本語フォントの処理能力が向上した
PostScript Type 1
Type 1フォントの事で、1バイトの欧文フォント用にATMとPostScriptプリンタで使われるフォント形式。
PostScript出力エラー
PSエラーと言う。プリンタにデータを送ってもプリントされずにエラーになる事がDTP初期の時代はよくあった。エラーの原因は主に配置画像などにあることが多かったが原因をつきとめるのに非常に時間がかかり大変だった。
PostScriptファイル
PSファイル。プリント時にPSファイルを選ぶ事により印刷データをPSファイルとして出力できる。これをAcrobatDistillerでPDFに変換することが出来る。
PostScriptフォント
PostScript用のフォント。ビットマップフォントと違い文字を大きくしてもきれいな出力が得られる。
PostScriptプリンタ
PostScriptデータを理解してプリントすることが出来るプリンタ。ライセンスの関係で高価だった。
Power Mac
PowerPC搭載のMacの事。それ以前は68040プロセッサだったがPowerPC601搭載のPowerMac6100、7100、8100が出た事によりCPUが新しくなった。互換性は完全に保たれていたがそのため、スピードが遅くなる減少もあった。
PowerPC
Machitoshは68000系プロセッサについでPowerPCプロセッサに変わった。PowerPCが何代か続いたが最終的にはIntelプロセッサを積んでいる。
Power Point
マイクロソフトのプレゼンテーションソフト。プレゼンテーションソフトなのにこれで印刷用データを作って入稿する人もいるがDTP屋にとっては化ける可能性がとても高いリスキーなソフト。
PPDファイル
プリンタ記述ファイルの事。PostScriptプリンタが参照する。
ppi
ピクセルパーインチ。dpiはドットパーインチだが画像の解像度の表現としてはppiのほうが適切。
Premiere
アドビの動画編集ソフトウェア
PS
PostScriptの省略表記
pt
ポイントの事。校正用語で省略する時に書く。1ポイントは0.35mm
Q
文字の単位。1Qは0.25mmとなる。
QuarkXPress
長い間ページレイアウトソフトのスタンダードとして君臨していたソフト。非常に高価であったが、現在はInDesignにすっかりその座を奪われてしまった。現在も開発はつづけられて1/10ぐらいの価格で売り出されているがさすがにQuarkXPressを使う人はずいぶん減ってしまった。
QuarkXTension
QuarkXPressの機能を拡張するための機能拡張をQuarkXTensionという。QuarkXPressは機能は物足りない部分が多々あったがXTensionやAppleScriptで機能強化できた。
QuickDraw
MacOS9以前の機能で画像を描画する時に使える機能。
QuickDraw 3D
MacOS9以前の機能で3D画像を描画する時に使える機能。
QuickDraw GX
MacOS9以前の機能。文字の回転や変形をOS単位でサポートした。
QuickTime
MacOSの動画フォーマット。それまでの動画は再生スピードがCPUに依存していたためハイスペックなマシンでは早送りに遅いマシンではゆっくりと再生された。QuickTimeは遅いマシンではコマを落として再生するため再生時間はスペックに関係なく同じである。
RAM
ランダムアクセスメモリ。書き込み可能ないわゆるメモリの事。
RGB
カラースペースの1つ。パソコンの画面やテレビなどは光の3原色のRGBで全ての色を表現できるためRGBでデータを作れば美しく表示できるが印刷物は反射原稿なのでCMYKである。
RIP
PostScriptをビットマップに変換するソフトウェアの事。印刷物は最終的にRIPを通して版を作る。
SCSI
1990年頃のハードディスクやスキャナーを接続するための規格。高速であったが扱いがデリケートで、繋ぎ方を間違えたり電源を入れる順番を間違えたら認識しないこともあった。接続には電源をOFFにしなくてはいけない。失敗したら壊れることもあった。
SCSI ID
SCSI機器にはそれぞれIDを割り振っていてそれはユーザが手動で設定していた。IDの合計は8個。
Sed
テキストエディタのひとつ。強力なマクロ機能があり表記の統一に便利だった。Mac用のフリーウェアがありパソコン通信の時代のDTPにSed LOGOS版というSedがあった。これはLOGOS氏がカスタマイズしたフリーウェアだった。
SGML
Standard Generalized Markup Languageの略。文章の構造をタグ付けする。かなり厳しいルールがある。HTMLはSGMLを簡易な物にしたもの。
SIMM
メモリの種類。68kのマックで使われていた。当時は8MBで2万5000円などかなり高額だった。PowerPCになると本来はDIMMが必要なのだが初期のPowerMacはSIMMを2枚単位で増設していった。
SMI EDICOLOR
住友金属が作成した純国産のページレイアウトソフト。優れた組版機能、表機能がありタグ付きテキストで何でも出来るので書籍組版や新聞組版の現場で広く使われた。バージョンの途中で住友金属からCanonにメーカーが変わった。良く出来たソフトだったが出力が不安定な部分もありInDesignには勝てなかった。現在はオフィス向けソフトとして開発されている。
SOHO
自宅をオフィスにして働く方法の事。フリーのデザイナーと変わらない気がするが、こちらは会社員が会社と契約したまま自宅で働くこととなる。バブル崩壊後はやり出した働き方。
Suitcase
シマンテックのフォント管理ユーティリティ。
TeX
数式の表現にすぐれたフリーの組版ソフト。数式がここまできれいに表現できる方法が無く、大学の数学者達に人気。巷にTeXで美しい組版がだれでも簡単にできるといった本が出回っているため、中途半端に整えられたTeXをプロの印刷会社なら簡単に美しくなおせると思われているので、印刷屋に取っては非常にやっかいな存在。グリッドの概念はなくInDesignなら簡単に修正できる箇所も修正が非常にややこしい事がある。
TIFF
画像フォーマットのひとつ。汎用性が高いが、いろいろな形式のTIFFがあるので場合によっては開くのに苦労する場合もある。
TOYO
DICやパントーンのような色の規格。IllustratorなどでTOYOカラーから色を選ぶことが出来る。
TrueTypeフォント
拡大しても美しい文字のフォント。Macではこんなフォントが普及しては自分たちのフォントが売れなくなるとフォントメーカーが圧力をかけたため高解像度出力は出来なかったがWindowsでは高解像度出力が出来た。
T-Time
ボイジャーの電子書籍リーダー。iPodクラシックでも電子書籍が読める。
TWAIN
スキャナから画像を読み込む規格。TWAIN対応機種ならPhotoshopから画像をスキャンできた。
UCR
Under Color Removalの略。RGB画像をCMYKに変換するとき濃いグレースケールの色にはCMYを混ぜずにグレーだけにする事。Photoshopのプロファイル変換でカスタムCMYKを選ぶと色分解オプションの所で選択できるようになっている。カメラなど黒い製品の写真を分解する時に使われる。
Unicode
JISやShift-JIS、EUCなどどは違い、世界の文字の多くを表現しようとする文字コード。
Urban Press
ユニコード対応のWindows用ページレイアウトソフト。2000年に発売中止。
URL
ホームページのアドレスの事。
USB
コンピュータと周辺機器をつなぐ規格のひとつ。最初のUSBはスピードが遅かったが2.0以降スピードも速くなり、安価で高速な外付けのHDDやCD、DVD、スキャナ、プリンタ、LANなど様々な製品が発売されている。電力も配給するのでいろいろな周辺機器が作れる。
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